【E3 2013】Xbox One向けソフト続々発表、ゲーマーの心配は吹き飛んだ?

 
欧米ゲーム事情  

【E3 2013】Xbox One向けソフト続々発表、ゲーマーの心配は吹き飛んだ?

2013.06.11
日本マイクロソフト株式会社Webサイト

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 Xbox Oneが先月発表されたとき、ゲーム機よりも総合エンターテインメント機器として強調されたように見受けられたため、「ゲームが軽視されるのでは…」と不安視するゲーマーは多かったようだ。

 だが、もともと先月の発表はハード周りが中心で、ソフトの紹介は今回のプレスカンファレンスが担うものと位置づけられていた。アメリカ時間6月10日(月)、米ロサンゼルスで実施された「Xbox E3 2013 Media Briefing」は、先ほど述べたゲーマーの不安を払拭するかのように、徹底的にゲームに焦点をしぼった内容となっていた。

■■人気シリーズの最新作が続々

 ゲームタイトルを中心に押していく姿勢は、メタルギア・シリーズの最新作『Metal Gear Solid V: The Phantom Pain』を紹介した冒頭からすでに明らか。上映されたデモ動画では、アフガニスタンの戦地を訪れたスネークが、馬やジープ、装甲車に乗り換えながら隠密活動をくりひろげる様子がおさめられ、ビデオの早回しを交えて次々と見せ場が披露される。その後、Xbox事業を統括するドン・マトリック氏とともにステージに現れ、「メタルギアはXbox Oneで光り輝きます」とコメントする小島秀夫監督。これは幸先がいいぞ、と思わせるスタートの切り方だった。


 そして、『Metal Gear Solid V』以外にも、『Forza Motorsport 5』『Dead Rising 3』『Battlefield 4』『Halo Xbox One(仮題)』など、人気シリーズの最新作が紹介された。


 上記タイトルのうち筆者が一番感心したのは、カプコン バンクーバースタジオが開発している『Dead Rising 3』のライブデモだ。ロサンゼルスに似た都市を舞台に、何百、何千体ものゾンビが一斉に襲いかかる本作は、Xbox One独占タイトル。舞台はオープンワールドで、レンチひとつだけを手にした主人公がクルマや建物の上にあがり、周囲にむらがるゾンビを一望したときの圧倒的な絶望感がよく表現されていた。ゲームの進行によって、レンチや斧、チェンソーなどの武器を入手するほか、独自の武器を製作することもできる。スレッジハンマーとチェーンソーの一部を組み合わせた「スレッジソー」を投げつけて、ゾンビを真っ二つにする場面では歓声があがった。また、クルマに乗ってゾンビの群れに突っ込むところは、さながらゾンビ世界のGTVといった印象。リアルな世界観ながら、やってることは案外ハチャメチャなのがいい。Xbox Smartglassを活用して、空軍による爆撃を要請することもできる。


 『Halo』新作となる『Halo Xbox One(仮題)』も、イメージムービーのみではあったが印象深かった。ケープを羽織った人物が砂丘を歩いていると、目の前の大地が陥没し、そこから巨大なメカが浮き上がる。おもむろに手元のドッグタグを見やる人物。かぶっていたケープがまくれて、人物の正体がマスターチーフだとわかると、会場は「おおお」と、どよめきがあがった。シリーズで初めて秒間60フレームを実現するという発表でも拍手がわいた。


■■オリジナルIPで勝負!

 注目ソフトはシリーズ作品だけではない。名だたるディベロッパが手がけるオリジナルIPタイトルも目立っていた。

 例えば、『Crysis』『Far Cry』シリーズで知られるCrytek社が開発する『Ryse: Son of Rome』。古代ローマの指揮官となって軍団を指揮するアクションゲームで、ライブデモでは、軍団が要塞に攻め込む場面が紹介された。密集体勢で盾をかまえて降り注ぐ矢をしのぎ、一斉に槍をつきだして進軍する場面が印象的だった。


 『RESISTANCE』『ラチェット&クランク』シリーズで知られるInsomniac社は、『Sunset Overdrive』という新作を作っている。カラフルな都会を縦横無尽に駆け回り、ケーブルをつたいながら銃をぶっぱなすスタイリッシュなオープンワールド・シューティングだ。クレージーながらも新鮮なテイストが会場で受けていた。


 『ALAN WAKE』のRemedy社が送り出す新作は、以前にも発表された『Quantum Break』。静止した時間のなかで活動できる主人公が、いままさに爆風で吹き飛ばされようとしている女性を助ける場面が紹介された。


 そして、『Call of Duty』の開発者が新たに立ち上げたRespawn社による新作『Titanfall』は、今回のプレスカンファレンスではトリの扱い。ジェットパックで高くジャンプできる未来兵士と、巨大ロボットが登場するアクションシューティングだ。兵士が乗り込んだ巨大ロボットが、敵メカの背後に飛びついて装甲をはぎとり、銃弾を撃ち込むシーンが目を引いた。


 いずれも既存の人気シリーズに安住せず、Xbox Oneの新たなキラータイトルに育て上げようという開発者の意気込みがうかがえる。

 今回紹介された多くのタイトルでは、Xbox Oneならではのフィーチャーとして「オープンワールド」や「クラウドコンピューティング」が重要なキーワードになっているようだ。例えば『Forza Motorsport 5』では、ゲーム中のドライバー(ドライバーとアバターの合成語である「Drivatar」と呼ばれる)がプレイヤーの運転スタイルやクルマの扱い方を学習し、プレイヤーがゲームをしていないときでもクラウドで稼動するのだとか。これにより、AIとプレイしているときでも他のプレイヤーが参加しているようなレースを楽しめ、ひとりでプレイしている感覚ではなくなるという。


 このほか、世界そのものを自分でクリエイトし、他のプレイヤーとシェアすることができる『Project Spark』も目を引いた。まず音声命令により山地や砂漠、昼や夜といった設定を大まかに決めて、Xbox SmartGlassによりタブレット端末で土地をデザインしていく。オブジェクトを配置して村をつくり、自分の仲間となるペットや敵を設定することで、自分だけのアクションゲームができあがる。他のプレイヤーが作ったものとリミックスもできる。スペースインベーダーに似たゲームや2D横スクロールなど、アイデア次第で非常にバラエティに富んだゲームが作れるようだ。


 と、ここまで主だったゲームを紹介してきたが、ちょっと気になったのは、大手パブリッシャに属しない、いわゆるインディ系の開発者へのサポート姿勢が具体的に見えてこないこと。箱庭ゲームとしてブームになっている『Minecraft』のXbox One Editionが今回紹介されていたが、これだけではインディ系を応援するメッセージとして弱い気がする。



■■ゲーム動画のアップロードやストリーミング配信も

 このほか、Xbox SmartGlassやGame DVRのデモンストレーションで、以下のフィーチャーが紹介された。

・Timeline:ゲームをプレイ中に、手元のタブレット端末で、スコアボードや実績、ゲームをプレイしているフレンドの進行状況やTipsをリアルタイムで参照できるほか、ゲーム内アイテムを購入できる
・SmartMatch:マルチプレイでマッチングの待機中、別のゲームをプレイできる。会場のステージでは、格闘ゲーム『Killer Instinct』のマッチングをしている間、『Ryse』で遊んでいた。対戦相手が見つかるとマルチプレイにシームレスに移行する
・Upload Studio:ゲームプレイを録画・編集・アップロードできる
・Xbox OneにTwitchを統合:ゲームプレイをストリーミング配信できる


■■Xbox LIVEの歓迎すべき変更

 Xbox LIVEの変更点もいくつか発表された。「フレンドの100人という上限が撤廃されたこと」「Microsoft Pointsが廃止され、現実の通貨を用いるようになること」「Xbox Liveゴールドメンバーシップを家族で共有できるようになったこと」といった内容で、とくにMicrosoft Pointsの廃止は会場の受けがよかった。これまでプリペイドカードを買う手間があることや、余ったポイントの使い道に困るなど、かねてから要望されていただけのことはある。なお、現在のメンバーシップはXbox Oneにも引き継がれるということだ。

 プレスカンファレンスではこのほか、Xbox 360の本体デザイン変更や、『Dark Souls II』などの新作ソフトも発表された。

 さて、今回のプレスカンファレンスを通して、Xbox Oneにまだ疑いの念を抱いていたゲーマーに対し、マイクロソフトはうまくゲームをアピールすることはできたのか? 筆者はできたと言ってもさしつかえないように思うのだが、みなさんはどうだろうか。

 もうひとつ気になるのは、本体価格。499ドル(US)はたしかに高いかもしれないが、発表の時点では「それくらいはするかもね」という反応が大半だったように会場では見受けられた。しかし、同日の夜にSCEが行ったプレスカンファレンスで、状況は大きく変わることになる。


(中島理彦)


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