『シェルノサージュ』関連CD発売!土屋D&志方あきこさんに魅力を訊く!!

 
インタビュー  

『シェルノサージュ』関連CD発売!土屋D&志方あきこさんに魅力を訊く!!

2013.02.27
『シェルノサージュ~失われた星へ捧ぐ詩~』関連情報
『シェルノサージュ~失われた星へ捧ぐ詩~』公式サイト

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▲(左から)『Ciel nosurge ~失われた星へと捧ぐ詩~』ディレクター・土屋暁さん、サウンドディレクター・志方あきこさん
▲(左から)『Ciel nosurge ~失われた星へと捧ぐ詩~』ディレクター・土屋暁さん、サウンドディレクター・志方あきこさん
 既報のとおり、ガストは本日2013年2月27日(水)に、PlayStation Vita向けオンライン専用ゲーム『シェルノサージュ~失われた星へ捧ぐ詩~』(以下、『シェルノサージュ』)に関連する音楽CDとして、「Ciel nosurge Genometric Concert Vol.1~契絆ノ詩~」、および「シェルノサージュ オリジナルサウンドトラック~音と世界の受信記録 Sec.1~」を同時リリースした。

 これら2作のリリースにあわせて、『シェルノサージュ』のディレクター・土屋暁さんと、サウンドディレクターを務める志方あきこさんにインタビューを実施。
 お二人が『シェルノサージュ』へかける想いや、今回リリースされた関連CDの魅力、聴きどころなどを伺った。CDを購入した人も、購入予定の人も、『シェルノサージュ』の世界観をもっと深く知りたい人も、ぜひチェックしてほしい。


■■アーティスト・絵師が“100%”の作品を作れる環境を用意

――本日はよろしくお願いします。まず志方さんにお伺いしたいのですが、そもそも『シェルノサージュ』のサウンドディレクターを担当することになったのは、どういう経緯だったのでしょうか?

★志方あきこさん(以下、志方さん):
 ガストさんの作品では、以前に『アルトネリコ』シリーズの楽曲を担当させていただき、その流れから今回も声をかけていただきました。オファーをいただけたことは、すごく光栄に思っています。
 『シェルノサージュ』は、『アルトネリコ』シリーズに勝るとも劣らないような素晴らしい世界観、設定、物語を持つ作品なので、それを音にできるということは嬉しくもあり、緊張感もあり、日々頑張っています。

――楽曲を製作するにあたって、土屋さんから具体的に「こうしてほしい」というオーダーはあったのでしょうか?

★志方さん:
 曲作りを依頼された時には、“既存の『アルトネリコ』の音楽を愛している方々に気に入ってもらえるような方向性”でありつつ、“『シェルノサージュ』として新たな持ち味を加えていきたい”という、2本の柱を大切にしてほしい、という要望がありました。
 ボーカル付きの楽曲に関しては、シナリオがどういうテーマで、どういう意味合いをもっているので、そこから広げてほしい、という大まかな設定をもらって、後は土屋さんとキャッチボールをしつつイメージを固めていった感じです。

――曲作りをすすめていく上で、こだわった部分や、苦労された部分などはありますか?

★志方さん:
 『アルトネリコ』と同じ世界観でありつつも別軸のお話ということで、『シェルノサージュ』らしさとは何だろうかというところから始まり、世界観を音で表現するところに注力していきました。
 今回は『アルトネリコ』よりも中近東や中国のようなアジアンなテイストを意識して加えています。また、主人公の「イオン」が物語にどんどん深く関わっていき、彼女から見た世界が表現されていく作品なので、彼女の成長をきちんと音で表現できるように気を遣いました。

★土屋暁さん(以下、土屋さん):
 私がゲームを作る時には、アーティストさんや絵師さんが伸び伸びと、自分の100%の作品を作ってもらえる環境を用意して、その中で最大限の事をしてもらう、という事を必ず大事にしています。
 例えば『シェルノサージュ』の場合は、こちら側からはシナリオや世界観などをまとめてお教えして、「こういう心情で、こういう曲なんです」という所まではお伝えしたのですが、実際に曲がどういう形になるかについては、アーティストさん自身が「こうだ!」と思えるものを作ってもらうようにしました。それが一番作品に対して良い影響を与えると思っていますから。
 だから私は、曲に対して「ここのコードが良くない」だとか、「このメロディーはもっとキャッチーにしてほしい」みたいなオーダーは全くしません。信頼してお願いしていますからね。

――志方さんを含めて、アーティストさんには最初に『シェルノサージュ』のシナリオや世界観を教えたとのことですが、設定資料のようなものをまとめてお見せしたのでしょうか?

★土屋さん:
 そうですね。設定資料やイラストなどをはじめにお渡ししました。特にイラストは、曲を作るにあたって非常にイメージが沸きやすく、曲作りの材料になりやすいので、いつも積極的にお渡しするようにしています。

――ということは、イラストレーターさんの絵が完成した後に、曲作りをオーダーした…という流れで?

★土屋さん:
 キャラクターイラストはもちろん、背景イラストなどが完成するたびに、開発者が共有しているウェブページにアップロードして見てもらう、という流れをとっています。まだ完成していない途中の段階のイラストもお見せして、曲作りの材料をどんどん増やしていきました。

――志方さんは、開発中に見たイラストや資料の中で、特に印象的だったものはなんでしょうか?

★志方さん:
 背景イラストは『アルトネリコ』シリーズの背景イラストも手がけていらっしゃるイラストレイターの松本秀幸さんが描かれているのですが、松本さんのイラストが『アルトネリコ』の時からすごく大好きだったんです。
 『シェルノサージュ』の背景イラストも“世界の息吹”を感じる素敵なものばかりで、毎回背景イラストを見るのを楽しみにしています。
 1話ごとに新たな曲を書いたり、作曲家さんに依頼したりする時には、やはり松本さんのイラストを見ると、すごくインスピレーションが沸きやすいんです。

――志方さんは、完成後に『シェルノサージュ』をプレイされた際に、どのような感想を抱きましたか?

★志方さん:
 私、ゲームのエンディング間近になると、なぜかそこからクリアまでたどり着けなくなってしまうという、少し変なクセがあるんです(笑)。クリアしてしまうとその世界が終わってしまうような気がして…。
 だから『シェルノサージュ』も、1話目のラストで、廃墟をあと一箇所修復するだけでクリアというところまで来ているのに、止まっています(笑)。
 開発の時にゲーム自体はプレイしているので、それで満足してしまっている、というのもありますが…。とはいえ、『シェルノサージュ』もいよいよ「崩壊編」に突入するので、それまでに4章クリアまですすめようかな。名残惜しくはあるのですが(笑)。

――その気持ち、良くわかります(笑)。

★志方さん:
 昔プレイしていたRPGも、未だにラストダンジョンのところで止まったままですからね(笑)。

――志方さんは、普段からゲームを遊ばれる方なのですか?

★志方さん:
 昔は結構遊んでいましたが、最近はゲームのお仕事をいただくことが多く、その資料を見たり、勉強のためにプレイしたりするのに手一杯になってしまっています。でも、Wii Uの『New スーパーマリオブラザーズ U』は遊びましたよ。「Wii U GamePad」でもプレイできるので、寝ながら遊べるのがいいですよね。
 RPGは遊び始めると止まらなくなってしまい、仕事に支障をきたすので(笑)、短時間でも遊べるゲームばかりやっています。


■■今後も脈々と続いてゆく「サージュ・コンチェルト」の世界

――『シェルノサージュ』といえば、“7次元”の先にある世界で生活する「イオン」とコミュニケーションを楽しめて、彼女にまつわるストーリーも楽しめる…という、非常に斬新なコンセプトのゲームですが、このコンセプトを初めて聞いた時、どのような印象を受けましたか?

★志方さん:
 「また土屋さんがすごいことを考えているな」、と(笑)。コンセプトを初めて聞いた時から、どういう作品になるのかがすごく楽しみでした。
 今回は、ボーカル曲だけでなく、BGMも担当させていただいた事もあって、完成していく過程を順を追って見ることができ、プレイヤーさんよりも一足先にこの世界観を楽しませてもらいました。開発者としての特権ですね(笑)。

――土屋さんに伺いたいのですが、『シェルノサージュ』のこのユニークなコンセプトというのは、どういった発想から生まれてきたのでしょうか?

★土屋さん:
 『シェルノサージュ』は、「サージュ・コンチェルト」というシリーズの第一弾という形でリリースしています。とにかくファンの方と開発者が、ずっとその世界に浸っていられるような“ターミナル”を作りたかった。
 普通のRPG作品などは、早い人ならリリースされて一週間後にはクリアしてしまい、それで終わりとなりますが、『シェルノサージュ』は「サージュ・コンチェルト」内のひとつの“ハブ”であり、それに関連する作品も続々とリリースしていきつつ、ずっと「世界と共にある」環境を構築したい、という想いがありました。
 『シェルノサージュ』では、定期的にシナリオを配信していくことで、何ヶ月経っても、何年経っても、ずっと「サージュ・コンチェルト」の世界にリアルタイムに浸ることができます。
 「同じゲームを遊んでいる人が周りにない」というのは結構寂しいので、“いつも隣にいる”と感じられるものを作りたかった。そういうコンセプトです。

――今後も「サージュ・コンチェルト」では色々な作品が作られていくと思いますが、お話頂ける範囲内で、今後の構想などを教えてもらえますか?

★土屋さん:
 この世界観で、様々なプラットフォームで、色々な作品をリリースしたいと思っているのですが、でかいものから小さいものまで色々と構想はあります。
 いわゆる家庭用ゲーム機という括りだけで言っても、『シェルノサージュ』が最初で最後ではありません。今後発表されていくリリース情報を期待してください。

――『シェルノサージュ』のシナリオについても、今後も新しいものが配信されていくのでしょうか。

★土屋さん:
 もちろんそうです。4月に新たなストーリーである「崩壊編」がスタートしますので、そこからまた定期的にシナリオが「セカイパック」の形で配信されていきます。

――ファンとしては、シナリオが次にどのような展開を迎えるのか、というのはもちろん楽しみだと思いますが、新たなアクセサリーやコスチュームも楽しみのひとつだと思います。毎回、どのような衣装を登場させるのかなどの基準は設けられているのでしょうか?

★土屋さん:
 「セカイパック」に収録されているコスチュームは、そのシナリオにちなんだものにしています。簡単に言えば、“7次元先”の世界のデザインとなっています。
 一方で、「コスチューム&アクセサリーパック」に収録されるものは、どちらかといえばこちらの世界に近いものをコンセプトにしています。実はこの分け方にはちゃんとした理由があるのですが、ネタバレになるので詳しくは言えませんが(笑)。
 コスチュームを新しくデザインする時は、キャラクターデザインをお願いしているフライトユニットのntnyさんと、「今回はどういう風にしようか」と話し合いつつ、デザインを固めています。
 「コスチューム&アクセサリーパック」の衣装は、皆さんが欲しがりそうなものというか、アンケートなどで要望の強いものを積極的に採用しています。

――『シェルノサージュ~失われた星へ捧ぐ詩~ RE:Incarnation』(2月21日発売)、およびアンバサダーパックで入手できる新コスチュームも、ユーザーさんからの反響が大きいようですね。

★土屋さん:
 新衣装の中でも「こんぽたセット」は、ユーザーさんの「普段着が欲しい」という意見を参考にしました。露出が高い衣装や、普段あまり着ないような衣装が多かったので、普通に着てかわいい衣装にしようと。同じく収録されている「ポーラーズメモリーII」も同じコンセプトです。
 既報のとおり、ガストは本日2013年2月27日(水)に、PlayStation Vita向けオンライン専用ゲーム『シェルノサージュ~失われた星へ捧ぐ詩~』(以下、『シェルノサージュ』)に関連する音楽CDとして、「Ciel nosurge Genometric Concert Vol.1~契絆ノ詩~」、および「シェルノサージュ オリジナルサウンドトラック~音と世界の受信記録 Sec.1~」を同時リリースした。

 これら2作のリリースにあわせて、『シェルノサージュ』のディレクター・土屋暁さんと、サウンドディレクターを務める志方あきこさんにインタビューを実施。
 お二人が『シェルノサージュ』へかける想いや、今回リリースされた関連CDの魅力、聴きどころなどを伺った。CDを購入した人も、購入予定の人も、『シェルノサージュ』の世界観をもっと深く知りたい人も、ぜひチェックしてほしい。


■■アーティスト・絵師が“100%”の作品を作れる環境を用意

――本日はよろしくお願いします。まず志方さんにお伺いしたいのですが、そもそも『シェルノサージュ』のサウンドディレクターを担当することになったのは、どういう経緯だったのでしょうか?

★志方あきこさん(以下、志方さん):
 ガストさんの作品では、以前に『アルトネリコ』シリーズの楽曲を担当させていただき、その流れから今回も声をかけていただきました。オファーをいただけたことは、すごく光栄に思っています。
 『シェルノサージュ』は、『アルトネリコ』シリーズに勝るとも劣らないような素晴らしい世界観、設定、物語を持つ作品なので、それを音にできるということは嬉しくもあり、緊張感もあり、日々頑張っています。

――楽曲を製作するにあたって、土屋さんから具体的に「こうしてほしい」というオーダーはあったのでしょうか?

★志方さん:
 曲作りを依頼された時には、“既存の『アルトネリコ』の音楽を愛している方々に気に入ってもらえるような方向性”でありつつ、“『シェルノサージュ』として新たな持ち味を加えていきたい”という、2本の柱を大切にしてほしい、という要望がありました。
 ボーカル付きの楽曲に関しては、シナリオがどういうテーマで、どういう意味合いをもっているので、そこから広げてほしい、という大まかな設定をもらって、後は土屋さんとキャッチボールをしつつイメージを固めていった感じです。

――曲作りをすすめていく上で、こだわった部分や、苦労された部分などはありますか?

★志方さん:
 『アルトネリコ』と同じ世界観でありつつも別軸のお話ということで、『シェルノサージュ』らしさとは何だろうかというところから始まり、世界観を音で表現するところに注力していきました。
 今回は『アルトネリコ』よりも中近東や中国のようなアジアンなテイストを意識して加えています。また、主人公の「イオン」が物語にどんどん深く関わっていき、彼女から見た世界が表現されていく作品なので、彼女の成長をきちんと音で表現できるように気を遣いました。

★土屋暁さん(以下、土屋さん):
 私がゲームを作る時には、アーティストさんや絵師さんが伸び伸びと、自分の100%の作品を作ってもらえる環境を用意して、その中で最大限の事をしてもらう、という事を必ず大事にしています。
 例えば『シェルノサージュ』の場合は、こちら側からはシナリオや世界観などをまとめてお教えして、「こういう心情で、こういう曲なんです」という所まではお伝えしたのですが、実際に曲がどういう形になるかについては、アーティストさん自身が「こうだ!」と思えるものを作ってもらうようにしました。それが一番作品に対して良い影響を与えると思っていますから。
 だから私は、曲に対して「ここのコードが良くない」だとか、「このメロディーはもっとキャッチーにしてほしい」みたいなオーダーは全くしません。信頼してお願いしていますからね。

――志方さんを含めて、アーティストさんには最初に『シェルノサージュ』のシナリオや世界観を教えたとのことですが、設定資料のようなものをまとめてお見せしたのでしょうか?

★土屋さん:
 そうですね。設定資料やイラストなどをはじめにお渡ししました。特にイラストは、曲を作るにあたって非常にイメージが沸きやすく、曲作りの材料になりやすいので、いつも積極的にお渡しするようにしています。

――ということは、イラストレーターさんの絵が完成した後に、曲作りをオーダーした…という流れで?

★土屋さん:
 キャラクターイラストはもちろん、背景イラストなどが完成するたびに、開発者が共有しているウェブページにアップロードして見てもらう、という流れをとっています。まだ完成していない途中の段階のイラストもお見せして、曲作りの材料をどんどん増やしていきました。

――志方さんは、開発中に見たイラストや資料の中で、特に印象的だったものはなんでしょうか?

★志方さん:
 背景イラストは『アルトネリコ』シリーズの背景イラストも手がけていらっしゃるイラストレイターの松本秀幸さんが描かれているのですが、松本さんのイラストが『アルトネリコ』の時からすごく大好きだったんです。
 『シェルノサージュ』の背景イラストも“世界の息吹”を感じる素敵なものばかりで、毎回背景イラストを見るのを楽しみにしています。
 1話ごとに新たな曲を書いたり、作曲家さんに依頼したりする時には、やはり松本さんのイラストを見ると、すごくインスピレーションが沸きやすいんです。

――志方さんは、完成後に『シェルノサージュ』をプレイされた際に、どのような感想を抱きましたか?

★志方さん:
 私、ゲームのエンディング間近になると、なぜかそこからクリアまでたどり着けなくなってしまうという、少し変なクセがあるんです(笑)。クリアしてしまうとその世界が終わってしまうような気がして…。
 だから『シェルノサージュ』も、1話目のラストで、廃墟をあと一箇所修復するだけでクリアというところまで来ているのに、止まっています(笑)。
 開発の時にゲーム自体はプレイしているので、それで満足してしまっている、というのもありますが…。とはいえ、『シェルノサージュ』もいよいよ「崩壊編」に突入するので、それまでに4章クリアまですすめようかな。名残惜しくはあるのですが(笑)。

――その気持ち、良くわかります(笑)。

★志方さん:
 昔プレイしていたRPGも、未だにラストダンジョンのところで止まったままですからね(笑)。

――志方さんは、普段からゲームを遊ばれる方なのですか?

★志方さん:
 昔は結構遊んでいましたが、最近はゲームのお仕事をいただくことが多く、その資料を見たり、勉強のためにプレイしたりするのに手一杯になってしまっています。でも、Wii Uの『New スーパーマリオブラザーズ U』は遊びましたよ。「Wii U GamePad」でもプレイできるので、寝ながら遊べるのがいいですよね。
 RPGは遊び始めると止まらなくなってしまい、仕事に支障をきたすので(笑)、短時間でも遊べるゲームばかりやっています。


■■今後も脈々と続いてゆく「サージュ・コンチェルト」の世界

――『シェルノサージュ』といえば、“7次元”の先にある世界で生活する「イオン」とコミュニケーションを楽しめて、彼女にまつわるストーリーも楽しめる…という、非常に斬新なコンセプトのゲームですが、このコンセプトを初めて聞いた時、どのような印象を受けましたか?

★志方さん:
 「また土屋さんがすごいことを考えているな」、と(笑)。コンセプトを初めて聞いた時から、どういう作品になるのかがすごく楽しみでした。
 今回は、ボーカル曲だけでなく、BGMも担当させていただいた事もあって、完成していく過程を順を追って見ることができ、プレイヤーさんよりも一足先にこの世界観を楽しませてもらいました。開発者としての特権ですね(笑)。

――土屋さんに伺いたいのですが、『シェルノサージュ』のこのユニークなコンセプトというのは、どういった発想から生まれてきたのでしょうか?

★土屋さん:
 『シェルノサージュ』は、「サージュ・コンチェルト」というシリーズの第一弾という形でリリースしています。とにかくファンの方と開発者が、ずっとその世界に浸っていられるような“ターミナル”を作りたかった。
 普通のRPG作品などは、早い人ならリリースされて一週間後にはクリアしてしまい、それで終わりとなりますが、『シェルノサージュ』は「サージュ・コンチェルト」内のひとつの“ハブ”であり、それに関連する作品も続々とリリースしていきつつ、ずっと「世界と共にある」環境を構築したい、という想いがありました。
 『シェルノサージュ』では、定期的にシナリオを配信していくことで、何ヶ月経っても、何年経っても、ずっと「サージュ・コンチェルト」の世界にリアルタイムに浸ることができます。
 「同じゲームを遊んでいる人が周りにない」というのは結構寂しいので、“いつも隣にいる”と感じられるものを作りたかった。そういうコンセプトです。

――今後も「サージュ・コンチェルト」では色々な作品が作られていくと思いますが、お話頂ける範囲内で、今後の構想などを教えてもらえますか?

★土屋さん:
 この世界観で、様々なプラットフォームで、色々な作品をリリースしたいと思っているのですが、でかいものから小さいものまで色々と構想はあります。
 いわゆる家庭用ゲーム機という括りだけで言っても、『シェルノサージュ』が最初で最後ではありません。今後発表されていくリリース情報を期待してください。

――『シェルノサージュ』のシナリオについても、今後も新しいものが配信されていくのでしょうか。

★土屋さん:
 もちろんそうです。4月に新たなストーリーである「崩壊編」がスタートしますので、そこからまた定期的にシナリオが「セカイパック」の形で配信されていきます。

――ファンとしては、シナリオが次にどのような展開を迎えるのか、というのはもちろん楽しみだと思いますが、新たなアクセサリーやコスチュームも楽しみのひとつだと思います。毎回、どのような衣装を登場させるのかなどの基準は設けられているのでしょうか?

★土屋さん:
 「セカイパック」に収録されているコスチュームは、そのシナリオにちなんだものにしています。簡単に言えば、“7次元先”の世界のデザインとなっています。
 一方で、「コスチューム&アクセサリーパック」に収録されるものは、どちらかといえばこちらの世界に近いものをコンセプトにしています。実はこの分け方にはちゃんとした理由があるのですが、ネタバレになるので詳しくは言えませんが(笑)。
 コスチュームを新しくデザインする時は、キャラクターデザインをお願いしているフライトユニットのntnyさんと、「今回はどういう風にしようか」と話し合いつつ、デザインを固めています。
 「コスチューム&アクセサリーパック」の衣装は、皆さんが欲しがりそうなものというか、アンケートなどで要望の強いものを積極的に採用しています。

――『シェルノサージュ~失われた星へ捧ぐ詩~ RE:Incarnation』(2月21日発売)、およびアンバサダーパックで入手できる新コスチュームも、ユーザーさんからの反響が大きいようですね。

★土屋さん:
 新衣装の中でも「こんぽたセット」は、ユーザーさんの「普段着が欲しい」という意見を参考にしました。露出が高い衣装や、普段あまり着ないような衣装が多かったので、普通に着てかわいい衣装にしようと。同じく収録されている「ポーラーズメモリーII」も同じコンセプトです。

▲「こんぽたセット」 ▲「ポーラーズメモリーII」

――今後の「サージュコンチェルト」の目標について聞かせてください。

★土屋さん:
 ゲームが好きな人にとって、そのゲームが「終わってしまった」と思う瞬間は一番寂しいと思います。それは、ゲームをクリアした時ではなく、“そのゲームに関する新たな展開が、なくなってしまった時”だと思うんですよね。サントラCDも出て、書籍も出て、次のゲームの開発に移ってしまったという時です。
 そういうのを「サージュコンチェルト」というひとつの世界にして、ずっと続けていくことによって、この世界と作品はアクティブなんだということをファンの皆さんと共有しつつ、ずっと楽しんでいきたい。そういった想いを、今後もずっと続けていきたいと思います。


■■「Genometric Concert Vol.1」&サントラCDの“聴きどころ”とは?

――「Ciel nosurge Genometric Concert Vol.1~契絆ノ詩~」についてお聞きしますが、ジャケットイラストが透明感あふれるようなデザインで、非常に個人的にも気に入ったのですが、これはどういうコンセプトだったのでしょうか。

★土屋さん:
 そもそも“Genometric Concert”という名前の由来は、ゲーム中に登場する「ジェノメトリックス」(精神世界)からきていて、“想いが紡ぎだした曲”、“心の内面にある力を放出する”という意味合いがあります。
 ジャケットイラストはうちのデザイナーが手がけているのですが、心の内面を表現するよう、透き通ったような、精神世界的なイメージのコンセプトとなっています。

★志方さん:
 『アルトネリコ』の時からそうなのですが、ボーカルやサウンドトラックにはテーマがあって、そのテーマに沿ったデザインをデザイナーさんがなさっているので、今回はどんなテーマでどういうデザインになるのだろうと、とても楽しみでした。
 「クルトヒュムネス」では重厚なデザインでしたが、今回は繊細な美しさが際立ったデザインですね!手元に完成品が届くのが今からとても楽しみです。

――「Ciel nosurge Genometric Concert Vol.1~契絆ノ詩~」のアピールポイントについて聴かせてください。

★志方さん:
 城南海さん、霜月はるかさん、私という、3名の歌い手コンピュレーションアルバムとなっているのですが、どの歌い手さんもキャラクターにあったステキな詩曲を歌っています。
 また、ゲーム内ではどうしても制限があって短めになっている曲も、このアルバムではフルサイズになっているのでスケールが増しているのではないかと思います。3人とも色が違う、"みんな違って、みんな良い"音楽なので、ぜひ楽しんでもらえればと思います。

★土屋さん:
 CDの中に入っている楽曲は、ゲーム内の楽曲と全然違うアレンジがなされていて、想いも足されているので、アルバムとして楽しめます。元の楽曲に対する“プラスボーナス”のようなものを曲の中に入れてもらっているので、ゲームをやった人はもちろん、はじめての方も楽しめます。

▲「Ciel nosurge Genometric Concert Vol.1~契絆ノ詩~」ジャケットイラスト

――初回特典の冊子にはコメントを書かれていると思います。ネタバレになるので詳しくはお伺いしませんが、どんなことを書いたのか、ちょっとだけ教えてもらえませんか?

★志方さん:
 曲を作るときに、土屋さんからいただいた曲の想いを受けて、どういう風にアイディアを広げていったかなど、こだわりの部分を色々と書いていたら、文字数が多くなってしまって(笑)。


 曲だけで聞いたときと、冊子を読んだ後に聞いたときでは違った楽しみ方あがると思うので、ぜひ最初は冊子を読まずに曲を聴いてもらって、その後に冊子を読みながらあらためて聴いてもらえる嬉しいですね。そうすると2度オイシイのではないかと思います(笑)。

――続いて、「シェルノサージュ オリジナルサウンドトラック~音と世界の受信記録 Sec.1~」について伺います。こちらのジャケットについて、志方さんはどのような印象を受けましたか?

★志方さん:
 こちらのジャケットデザインは、ものすごく『シェルノサージュ』の世界観を体現したかのような、どこかノスタルジックなデザインですね。まるで『シェルノサージュ』の世界の中で実際に販売されている商品のような、おもしろさを感じます。

▲「シェルノサージュ オリジナルサウンドトラック~音と世界の受信記録 Sec.1~」ジャケットイラスト

――「シェルノサージュ オリジナルサウンドトラック ~音と世界の受信記録」については、ボーナストラックとして描き下ろしの楽曲「煌の砂漠を旅する少年」が収録されていますが、これはどのようなイメージの楽曲になるのでしょうか?

★志方さん:
 私自身、『シェルノサージュ』という作品は、イオンちゃんの心の成長、心の旅であり、夢世界では実際にイオンちゃんが記憶の中の世界を旅していく…という風に、“旅”というのが重要なキーワードになっていると思います。
 サントラCDについてもゲーム内の色々な街や地域のBGMが入っています。ですので、皆さんに音楽を聴くことによって、それらの街などを旅をしている気持ちになってほしいなと思ってます。そして、その旅の最後の締めとして、旅をテーマとした書き下ろし曲煌の砂漠を旅する少年」を入れました。
 この曲では中近東やアジアの民族楽器を使用し、そのエッセンスを取り入れていますので、異国情緒を楽しんでいただければと思います。このCDを何周も聴きながら音楽の世界を旅しながら、イオンちゃんの心の軌跡を感じ取っていただけたら嬉しいです。

――「煌の砂漠を旅する少年」は、どれくらいの期間で作られたのでしょうか?

★志方さん:
 曲のネタができたのは結構前のことなのですが、実際に作り始めたのは最近になってからですね。

――他の曲についても、そのような作り方をされているのですか?

★志方さん:
 曲によってはすぐに完成できるものもあれば、ネタは浮かんだものの、期間を置いてから作り出すものもあります。ただ、『シェルノサージュ』のBGMについては割と早く完成するものが多いですね。
 例えば、カノンのテーマ曲「優凜ノ彩」や、3章の廃墟MAP曲「宵闇の花」の作編曲は数時間ぐらいで完成しています。

★土屋さん:
 マジですか!? 早いなぁ…(笑)。

――「シェルノサージュ オリジナルサウンドトラック ~音と世界の受信記録」の聴き所について教えてください。

★志方さん:
 『シェルノサージュ』のサウンドチームによる渾身の力作である、とても素敵な曲が満載です。私も『シェルノサージュ』の世界観を音で表現するために色々と工夫してみました。サウンドチームの皆が頑張っています!よろしかったら、『シェルノサージュ』の世界を音で旅するという気持ちで聞いてもらえれば嬉しいです。

★土屋さん:
 サントラCDって普通、ゲーム内の曲をそのまま収録すると思うのですが、このCDは、リミックスされているものもあって、ちょっとオイシイ感じです。
 ゲームを持っている人もちょっとした変化を楽しめると思います。ボリューム満点なので楽しんでもらえれば。

★志方さん:
 ゲーム内では、コーラスや楽器音が声優さんのボイスとぶつかりすぎないようにBGMの特定の音域を意識的にカットしている場合も多いです。ただ、そのままサントラCDにしてしまうと音楽としてはバランスが悪かったり、物足りない部分もあるので、新たにアレンジやリミックスをしました。
 また、『シェルノサージュ』は個人的にイオンの心の世界だと捉えています。ですので、そこかしこのコーラス曲のコーラスはイオンの心の囁きや想いが音になっていですので、そこかしこのコーラス曲のコーラスはイオンの心の囁きや想いが音になっている、という概念で制作しています。そのことを念頭にいれてゲームをプレイすると、別の側面からもより楽しめるのではないかと思います。

――最後にお二人から、『シェルノサージュ』ファンへメッセージをお願いします。

★志方さん:
 土屋ディレクターが作られる、壮大だったり、美しかったり、繊細だったり、と思いきやダイナミックで怖いところもあり…という素敵な世界観を、少しでも音の面で形にして、皆さんに体感していただけるように頑張ります。
 私はこれからもイオンちゃんの心の成長を、楽曲を作ることで追いかけていきます。皆さんはゲームをプレイすることで。そうやって一緒に彼女の軌跡を共有できれば幸せです。最後までどうぞよろしくお願いします。

★土屋さん:
 『シェルノサージュ』も含めて、私の手掛けるゲームには、中心に“音”があります。これからも「サージュ・コンチェルト」では様々な作品を出していきますが、特にコンシューマー作品として登場する“本編”では、必ず“音”を最重要視していきます。世界と“音”が必ず密着した形で、クオリティも高め、感動できる世界をどんどん構築していくので、これからも一緒に旅をしていただければ幸いです。

――今後の「サージュ・コンチェルト」の展開にも期待しています!本日はありがとうございました。


■■志方あきこさん コンサート情報■■

 志方あきこさんのコンサート「志方あきこコンサート2013ライラニア~白と黒の歌姫~」が、2013年3月24日(日)に開催されることが決定している。


 「ライラニア」という架空の世界を舞台に繰り広げるコンセプトコンサート。白と黒、それぞれの歌姫によって歌われるというコンセプトの下、白の歌姫は「幻想」、黒の歌姫は「民族」をキーワードにアレンジされた楽曲を、どちらが真の歌姫か競う物語をベースにライブ・アレンジして披露される。
 選曲の方向性はこれまでの志方あきこさんの世界を踏襲。代表曲の数々が大胆にアレンジされ、本コンサートでしか聴くことのできない新たな形となる。4thアルバムに収録予定の新曲も当コンサートにて先行披露される予定だ。


[開催日時]
 2013年3月24日(日) 開場 17:00/開演 18:00
※開場・開演時間は変更となる可能性がございます。
[会場]
 「ゆうぽうとホール」
[料金]
 6,800円(税込)
[主催企画]
 フロンティアワークス
[チケットの購入について]
 「e+」(イープラス)
<一般抽選販売>
 (抽選申込期間)2013年2月23日(土)10:00~2月28日(木)
 (当落発表)2013年3月2日(土)午後
 (入金期間)2013年3月2日(土)~3月7日(木)21:00
<一般先着販売>
 (申込開始)2013年3月9日(土)10:00~
[注意事項]
※1申し込みあたり4枚までとさせていただきます。
※未就学児童の入場はご遠慮下さい。
※座席の配置はファンクラブ先行のお客様優先となります、ご了承ください。
※転売目的のご購入は固くお断り申し上げます。悪質な転売が確認できた際はご入場をお断りさせていただく場合がございます。

「ライラニア」公式サイト
志方あきこ フロンティアワークス公式サイト

(C)Frontier Works All Rights Reserved.


◆「Ciel nosurge Genometric Concert Vol.1~契絆ノ詩~」
 発売日:2013年2月27日(水)
 価格:1,890円(税込)

◆「シェルノサージュ オリジナルサウンドトラック~音と世界の受信記録 Sec.1~」
 発売日:2013年2月27日(水)
 価格:2,100円(税込)

【ゲーム紹介:『シェルノサージュ~失われた星へ捧ぐ詩~』とは?】
 “遙か七つの次元を越えた先に、本当に存在する世界”というコンセプトを元に、様々なゲームジャンル、様々なハードウェアで展開していく同社の新シリーズ「サージュ・コンチェルト」の第1弾タイトル。
 7次元先の世界で生活を送る少女「イオン」とのコミュニケーションを主体とした今までにない世界体験ツール(リアルタイム・ライフ・シミュレーション)となっている。

◆『シェルノサージュ~失われた星へ捧ぐ詩~』
ハード:PlayStation Vita(※オンライン専用ゲーム)
ジャンル:7次元コミュニケーション
メーカー:ガスト
発売日:2012年4月26日(木)
価格:
 [通常版]5,040円(税込)
 [AGENT PACK]7,140円(税込)
CERO:「C」(15歳以上対象)

◆『シェルノサージュ~失われた星へ捧ぐ詩~ RE:Incarnation(リンカーネイション)』
ハード:PlayStation Vita(※オンライン専用ゲーム)
ジャンル:7次元コミュニケーション
メーカー:ガスト
発売予定日:2013年2月21日(木)
価格:
 [パッケージ版]7,140円(税込)
 [ダウンロード版]6,300円(税込)
 [アンバサダーDLC]1,100円(税込)
CERO:「C」(15才以上対象)
備考:オンライン専用

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[プレスリリース]
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『シェルノサージュ~失われた星へ捧ぐ詩~』公式サイト
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■『シェルノサージュ~失われた星へ捧ぐ詩~』 (PS Vita)
 (C)GUST CO.,LTD. 2012


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