銃規制に反対しているNRAがなんと4歳以上向けの銃射撃ゲームをリリース

 
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銃規制に反対しているNRAがなんと4歳以上向けの銃射撃ゲームをリリース

2013.01.18
該当記事(英語)※CBS New Yorkより

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 アメリカで銃規制の是非をめぐって議論が沸騰している今日このごろ。銃規制反対派の先鋒となる全米ライフル協会NRA)は、なんと、“4歳以上向け”の銃射撃ゲームをiOSアプリとしてリリースして物議をかもした。

NRA: Practice Range』というタイトルがついたこのアプリは、3種類の射撃場を訪れ、ベレッタM9、自動小銃コルトM16、散弾銃モスバーグ500といった銃器を用いて標的をねらうゲーム。銃の安全な扱い方や正確な狙い方を教える“教育的内容”とのことで、「銃はつねに安全な方向に向けておきましょう」「射撃をしないときは引き金から指を離しておきましょう」といったアドバイスもローディング中に表示される。ダウンロードは無料だが、アサルトライフルAK47といった銃器のアンロックを解除するには、1種類あたり0.99ドルを支払う必要がある。


 折しも、米コネチカット州ニュータウンで昨年12月14日(金)に起きた銃乱射事件のちょうど1ヶ月後。オバマ政権は銃規制強化案を打ち出したところであり、本アプリのリリースはそのタイミングをねらったのかもしれない。ちなみにNRAは事件のあとに、「すべての学校に武装警官を配置すべき」「今回のような事件は暴力的なビデオゲームや映画に原因がある」と攻撃的なトーンで声明を出していた。

 そのため、メディアや政界、学界などからは嫌悪感を示す声が多数上がっている。例えば、事件の起きたコネチカット州のダネル・マロイ知事は、「これ以上愚かな話がありますか。よりによって今を選ぶなんて」と憤慨。銃規制を支持するニューヨーク市長のマイケル・ブルームバーグ氏は、「偽善の極地だ。NRAの会長はテレビのスピーチで、コネチカット州で起きた悲惨な事件は子供が遊ぶ暴力的なゲームに原因があると糾弾していた」とコメント。また、チャールズ・シューマー上院議員は本アプリの年齢推奨を17歳以上に引き上げるべきだと訴えた。こうした反応を受けて、アップルは年齢推奨を12歳以上に引き上げている。

 NRAの肩を一応もっておくと、『NRA: Practice Range』は銃の正しい扱い方を教える意図で作られたアプリで、NRAが攻撃していた暴力描写の強いゲームとは性質が異なる。彼らにも彼らなりの論理があるのだろうが、20人もの子供の命が失われた銃乱射事件からわずか1ヶ月後というタイミングをねらって、銃の撃ち方を子供に教えるゲームをリリースするのは、無神経の域を通り越していると言われてもしかたないだろう。

(中島理彦)


■関連リンク
アプリ紹介(英語)※iTunesより
該当記事(英語)※CBS New Yorkより
該当記事(英語)※wtnh.comより


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