暴力ゲームを買い取りイベントがさまざまな批判を受け中止に

 
欧米ゲーム事情  

暴力ゲームを買い取りイベントがさまざまな批判を受け中止に

2013.01.15
該当記事(英語)※Polygonより

  • Check
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
 米コネチカット州ニュータウンの小学校で昨年12月に起きた銃乱射事件。6、7歳の子供が20人射殺されるというかつてない事態を受け、銃規制の是非をめぐり政界や市民の間で白熱した議論が高まっている。ビデオゲームを含むメディアの暴力描写も議論の対象になっているところだ。

 そんななか、事件の起きたニュータウンの近くにあるサウシングトンという町では、ビデオゲーム買い取りイベントが地元団体により先週企画されたが、学識者などの批判を受けて中止になった。

 このゲーム買い取りイベントは、ロサンゼルスで昨年末に実施された銃買い取りイベントにヒントを得たものかもしれない。暴力描写を含むビデオゲームを廃棄処分のために持ち寄れば、地元商店の発行するギフト券と交換してもらえるというもので、地元の商業会議所やYMCA(キリスト教青年会)、教育委員会、消防署などの支援も受けていた。

 しかし一方で、企画に批判の声もあがった。米サンフランシスコのシンクタンクであるコモンセンスメディアのキャロライン・ノール氏は、「これは“検閲”にほかならず解決にはならない。子供はスマートフォンで暴力描写を目にする機会がある。親子で話し合い子供の自覚を高めることのほうが大事だ」とコメント。また、テキサスA&M大学の研究者クリストファー・J・ファーガソン氏も「誤った対象に注意を向け、新しいメディアに対する“モラルパニック”に油を注いでいるだけではないか。ゲームが現実の暴力を引き起こす証拠は見つかっていない」と、主催団体SouthingtonSOSに向けて書簡を送っている。

 これらの批判を受け、今週土曜日に実施予定だった買い取りイベントを中止することを同団体は決定。「暴力的メディアに対する注意を親や子供に向けて喚起し、家庭における話し合いをうながすことができた。そのため、ゲームを実際に買い取る必要はなくなったものと判断した」とし、成果はあったと述べている。

 アメリカの政界では現在、ジョー・バイデン副大統領が編成した特別チームにより、銃乱射事件の防止対策に向けた議論が行われている。そのなかでゲームの暴力描写も取り沙汰されるだろうが、小さな町で起きた“焚書騒動”のようにならないことを祈るばかりだ。

(中島理彦)


■ゲームニュース 最新情報
Mobage、GREE、mixi…アプリ・ソーシャルゲームニュース|アプリパーティ
ゲームに関する最新情報…総合ゲームニュース
PS3、Xbox 360、Wii、3DS、PS Vita…家庭用ゲームニュース
PC、ブラウザ、MMORPG…オンラインゲームニュース
アーケードゲームニュース
CD、グッズ、イベント、アニメ…その他ニュース

[TOPICS]
自分にあうゲームが見つかる!おすすめオンラインゲームカタログ

  • Check
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

欧米ゲーム事情の最新記事


最近記事が追加されたゲームタイトル
スポンサーサーチ
    ◆体質改善 ◆注目のワード ◆リアルラブプラス
よく見られている画像