アメリカのゲーマーは失敗を好まない。教育システムの影響!?

 
欧米ゲーム事情  

アメリカのゲーマーは失敗を好まない。教育システムの影響!?

2012.08.20
該当記事(英語)※Joystiqより

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 “アメリカ人ゲーマーは失敗を好まない。失敗した悔しさをばねにするようなゲーム作りは避けたほうがいい”――あるベテラン業界人は、ヨーロッパの開発者たちにこうアドバイスしている。

 その業界人とは、70年代からゲーム開発にかかわり、80年代にはゲーム機「Intellivision」向けタイトルを開発、そして、初期のエレクトロニック・アーツ社にも在籍していたドン・ダグロウ氏。まさに、ゲーム業界におけるベテラン中のベテランと呼べる人物だ。先日開催されたゲーム開発者向けイベント「GDC Europe」のパネルトークで、「ヨーロッパのゲーム開発者は、アメリカ人ゲーマーのどんなところに驚くのか」をテーマに、氏は講演を行った。

 ダグロウ氏によると、アメリカにおける従来の教育システムでは、生徒たちは成功するために努力し、失敗から学ぶようにと教えられてきた。ところが、教育システムの発展につれて「失敗という概念は大幅に縮小してしまった」という。

 いまのアメリカ人の生徒は“失敗”を知らず、なんでも“挑戦”として教えられている。そのため、失敗の体験を誘因とするタイプのゲームは、多くの人には受け入れがたい。自分の失敗を認めて再度トライするよりも、ゲームのせいにしてしまう。ヨーロッパの開発者はアメリカ市場で成功するために、以上のことを頭に留めておくべきだという。

 では、アメリカ人にはどうやってアピールしたらいいのか。ダグロウ氏によれば、“奨励”や“個性”が重要なキーワードとなり、できるだけ早いうちにプレイヤーの興味をそそることも大事だとか。「出来のいいジェームズ・ボンドの映画では、最初の10分にすべてが集約されている。客を楽しませるのを長引かせてはならない」というのが、彼のアドバイスだ。

 なお、プレイヤーの関心を引くことにいったん成功すれば、以降の習性はアメリカ人もヨーロッパ人も変わらないとのこと。文化の違いがあっても、ひどい失敗をしても、ねばり強くプレイしてくれるそうだ。

 一昔前の洋ゲーといえば、一歩間違えばすぐゲームオーバーとなる激ムズのイメージが強かった。いまも歯ごたえのあるゲームを好む人はいるのだろうが、ゲーム人口の成長とともに全体の傾向は変わったのかもしれない。


(中島理彦)


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