繋がにゃ損、損! PS Vita発売前に「Wi-Fi」について知っておこう!

 
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繋がにゃ損、損! PS Vita発売前に「Wi-Fi」について知っておこう!

2011.12.15

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 PlayStation Vita(以下、PS Vita)の発売が迫っています。新作ゲーム機として大きな期待と関心が集まっているのはもちろんですが、テレビのニュース番組などでの報道を見ると、意外と「通信機能」にも注目が集まっています。
 特にPS Vitaでは携帯ゲーム機としては初の3G回線を用いた通信が可能ということで、携帯電話、スマートフォンなどと比べられるような報道も見受けられます。

▲PlayStation Vita

 PS Vitaは3G/Wi-FiモデルとWi-Fiモデルの2タイプが発売されることはみなさんご存知のことと思われますが、この2タイプの違いはどこでしょうか。簡単に言うと、3G回線という携帯電話の通信帯域を使っての通信が行えるかそうでないかということです。では、3GとWi-Fiの違いは?誤解を恐れずにぶっちゃけると、以下のようになります。

●3G回線
 わりとどこでも通信できるけど、回線速度は速くはなく、通信するのにお金もかかる。携帯電話回線の仲間。

●Wi-Fi通信
 限られた場所や設定が必要になるけれど、通信速度が速い。いわゆる無線LANの仲間。

 3G回線を利用するには携帯電話キャリアとの契約が必要で、ソニー・コンピュータエンタテインメントはNTTドコモと提携しています。つまり、これまで報道されているように、PS Vitaを3G回線で利用するにはNTTドコモと契約する必要があるわけです。3Gの契約や利用形態に関しては公式ホームページにも詳しく書かれています。

【PS Vita 3G料金プランについて】



■■3G回線を利用する際には料金に注意!

 3G回線は基本的に携帯電話で通話するのと同じですので、カバーされる利用範囲が広く、単純に言うとNTTドコモで通話できる範囲ならば通信も可能と考えていいでしょう。ただし、利用する際に注意してほしいのは料金です。

 PS Vita用に用意されているプリペイドプランは一見お得なように見えるのですが、利用が途切れた場合には契約料を払いなおす必要がある点と、通信量によってはすぐに使いきってしまい、結果的に定額制のほうが安かったというオチになりかねない点に注意すべきです。基本的に、Webブラウザーなどでのブラウジングなど、ゲーム以外の目的でPS Vitaの通信を行おうと思っている人は気をつけたほうがいいでしょう。

 特にWebページによっては大量にパケットの送受信を行うサイトなどもあるため(主にPC向けサイト)一瞬で数千円分のパケット代金を使ってしまうこともあります。定額制のプランなら問題はないのですが、プリペイドプランでこういったサイトのブラウジングを行うとすぐに料金分を使いきってしまいます。

 もし3G回線で頻繁にインターネットにアクセスしようと考えているならば、定額制プランは必須と言えるでしょう。2012年3月1日からスタートするNTTドコモの新たな定額制プラン「定額データプラン128K」は2年契約で月々1,580円とお手軽ではあるのですが、毎月支払いが発生するため、PS Vitaを携帯ゲーム機としてだけ使っていく人にはやや負担が大きいかもしれません。数ヶ月間3G通信をしなければゲームが1本買えてしまいますからね。


■■Wi-Fiについて説明しちゃいますよ

 さて、ではもう一方のWi-Fiとはどんなものでしょうか。「最近Wi-Fiってよく聞くけれど、なんなの?」という方もいるかもしれません(ちなみにウィーフィーなどではなくワイファイと読みますのでお間違いのなきよう……)。その道の方に怒られるのを覚悟で要約するならば「“無線LAN”の一種です」となります。

 無線LANという機能がまだ出始めの頃、同じ規格の機械でも繋がりにくい、あるいはまったく繋がらないということが頻発しました。機械の相性などといって諦めていた人も多かったのですが、そのせいで、無線LANは難しいから手を出しにくいという風潮が広まっていったのです。それを打破するために、業界団体(米国のWi-Fi Allianceという団体)が規格のチェックを行い始めました。そして認可した機械に「この機械ならどれでも繋がりますよ」と太鼓判を押したのです。それがWi-Fi対応の機器なのです。Wi-Fiとはブランド名であり、よく見かけるWi-FiのロゴはWi-Fi Allianceの登録商標です。

 このWi-Fiはそれまで繋がりにくかった無線LANを身近なものにしました。ゲーム業界でもニンテンドーDS、PlayStation Portable(PSP)などに搭載されており、活用している人も多いと思われます。

 「うちのPSPやDSは繋がってないよ」「設定面倒なんでしょ?」「お金かかるんじゃないの?」という人も多いと思いますが、PS Vitaも発売直前ということで、ここらへんでひとつWi-Fiについて、基礎からわかりやすく説明していこうと思います。


■■「Wi-Fi対応」ってコトはぶっちゃけ無料で繋がるってことですよ

 はい。嘘を言いました。

 いえ、嘘ではないんです(どっちだよ)。

 Wi-Fiに対応している機器というのは単独ではネット接続はできません。どこかの無線LANのアクセスポイントに接続することができるというだけの機能になっています。この、Wi-Fi機器と無線LANアクセスポイント間の通信はどこの企業も通しませんので、当然無料。つまり、無線LANアクセスポイントさえ確保してしまえば、そこから通信し放題になるわけです。ちなみにLANとはLocal Area Networkの頭文字。ローカルと言っても、田舎の集会所とかそういう意味ではありません。構内通信網とも訳されますが、一番身近なネットワークということですね。

 「あー、よく喫茶店やファーストフード店にある“無線LANポイント”ってやつね。でもそういうのは契約する必要があるんでしょ?」という方もいるかもしれません。それは後述しますが、たしかにそのとおり。ですが、もっと身近にアクセスポイントがあるのです。

 それは自分の家のネット回線です。

 一般的にネットに接続しているのはモデムと呼ばれる機械なのですが、このほかにルーターが備わっていることも多いと思います。最近ではルーター機能つきモデムが一般的かもしれません。で、あなたの家のルーターに、無線LAN機能はありませんか? 説明書をよく読むと、無線LAN機能があったりすることも多いのです。もし使っているルーターに無線LAN機能がない場合は、無線LANルーターを買ってきて取り付けることで無線LANが可能になります。昔は無線LANは途切れるとか言われていましたが、最近はかなり安定していますし、有線での接続もできるタイプがほとんどですので、途切れては困るPCなどは有線で接続し、無線はその他の機器のみ利用するというようにすればOKです。

 自宅に無線LAN環境がある人は、その時点でWi-Fi機器がすべてインターネットに繋がると言っても過言ではありません。最近の無線LANルーターにはご丁寧にニンテンドーDSやPSPへの接続方法が説明書の中に入っているものも多く、その説明に従うだけで、接続可能になるものがほとんどです。

 また、「AOSSボタン」つきの無線LANルーターであれば、対応した機器(Wiiやニンテンドー3DSなど)をAOSSでの設定状態にして(画面指示に従うだけです。3DSなら「本体設定」→「インターネット接続設定」→「接続先の登録」→「自分で設定する」→「AOSS」)無線LANルーター側のAOSSボタンを3秒程度押すだけで設定が完了するというお手軽さ。難しいパスワード入力が一切必要ないので誰でも接続できます。

 ちなみにAOSSとは「AirStation One-Touch Secure System」というバッファロー社の規格なのですが、設定の手軽さから、多くの機器で採用され始めています。ただ、古い無線LANカードを使っているPCなどの場合にはAOSSモードで新たな機器を接続すると設定のしなおしが必要となる場合もごく稀にありますので注意しましょう。

 なお、PSPやニンテンドーDSなどの無線LAN接続(Wi-Fi)の方法は以下の公式ページにも詳しく掲載されています。

PSPのネットワーク接続について


ニンテンドーDSのネットワーク接続について


Wiiをインターネットにつなぐには



■■で、Wi-Fiでインターネットに繋がるとどうなるの?

 人からいくら「Wi-Fi接続いいよ快適だよ絶対繋ぐべきだよマジでマジで」と言われても、メリットが見出せなければ興味は湧かないものです。これまでゲーム機をネット接続していなかった人ならなおさらです。では、とりあえず食いつきがよさそうなエサをまいてみましょう。

●新作旧作を問わず体験版がダウンロードし放題。
●購入ソフトのダウンロードコンテンツ(無料のものも多いです)が追加可能
●ゲームセンターCX特別編が見られる(Wii用)
●ゲームセンターCX特別編が見られる(ニンテンドー3DS用)
●本体更新が随時行え、最新の機能が使える

 先日、2011年12月7日(水)に、ニンテンドー3DSでも体験版の無料ダウンロードサービスが開始され、『モンスターハンター3(トライ)G』などの新作ソフトの体験版も遊べるようになっているほか、当サイトの「落としゲー中身拝見!」で紹介しているような“ダウンロードでしか遊べないゲーム”の配信も行われています。新作以外にも旧作やレトロゲームがいつでも購入できるのは嬉しい限り。特にWiiではラインナップも増えてきて、PCエンジンやネオジオ、メガドライブなどの古きよき名作ゲームも数百円で購入できたりするのです。

 そして地味に引きになると思われるのが映像コンテンツの充実です。特にWiiやニンテンドー3DSではゲームセンターCXをはじめとして、なかなかじっくり見ることのできない新作ゲームのCMや、芸能人がゲームに挑戦する特別企画など、通常では見られない映像コンテンツも多かったりします。これだけでも、Wiiやニンテンドー3DSをネットに繋がないと損、と言えるくらいの充実ぶりなのです。

 さらに重要なのは、無線LANでのWi-Fi接続によってWii、PSP、DS、3DSはもちろんのこと、iPadやスマートフォンなどのWi-Fi対応機器もすべてネットが利用可能になるということです。上で述べたように3Gで接続するより回線速度が速いのでスマホの通信も快適になりますし、3G回線のように料金もかからない(当然、自宅のネット回線を使用しますのでその点は覚えておきましょう)ため、気軽に接続ができます。

 もちろんPS VitaもWi-Fi接続できる環境であれば同様です。もしPS Vitaを購入しようと思う人で、自宅に無線LAN環境がない人は、はっきり言って、同時に無線LANルーターを買っちゃったほうが断然楽しめます。そして今購入するなら、AOSS機能つきの無線LANルーターがいいでしょう。設定も驚くほど簡単になっているのでオススメです。


■■外出先ではWi-Fi接続できないの?

 かように便利なWi-Fi接続なのですが、PS VitaのWi-Fiモデルでも外で通信したい、3G/Wi-Fiモデルは買うけれど、できるだけ速い回線で使いたいという人もいるでしょう。そういった人のために知っておきたいのが無線LANアクセスポイントの確保です。

 要は、上で説明したようなアクセスポイント、つまり無線LANルーターに相当するものが設置されている場所です。これらは無料で開放されている場所も多く、フリースポットなどと呼ばれています。フリースポットを取りまとめているサイトなどもあり、詳しくはこちらを見てみるといいでしょう。


 また、各企業がお金を取ってこういったアクセスポイントを開放している場合もあります。代表的なところだと以下のようなものがあります。

ドコモ公衆無線LANサービス(NTTドコモ)


BBモバイルポイント(ソフトバンク)


ホットスポット(NTTコミュニケーションズ)


ライブドア公衆無線LANサービス(ライブドア)


 ただ、これらはアクセスポイントが固定されてしまうため、よく立ち寄る場所にないと意味がありません。もし契約する場合は自分の行き先がサービスエリアに含まれているかどうかをよく確認することが必須となります。

 これとは別に、最近台頭していきているのがイーモバイルの「ポケットWi-Fi」と呼ばれるサービスです(ソフトバンクでも同様の機器を使ったサービスが開始されました)。これは上で説明した無線LANルーターを持ち運び可能にしたようなもので、ポケットWi-Fi機器を持ち歩くことで、対応したエリア内であればどこでもWi-Fi接続が可能になるというもの。上記で紹介したアクセスポイント利用料よりは少し高くなりますが、3G回線の定額制の利用と変わらない、もしくは少し安いくらいの料金でWi-Fi接続が可能になるという便利なサービスです。

 しかし、イーモバイルのポケットWi-Fiは3G回線に比べるとカバーエリアが狭く、首都圏の限られた範囲に留まっているのが難点。PS Vitaのためだけにはオススメしかねるところです(スマホなど、他の機器でのWi-Fi通信も行いたい場合は検討してみる価値はアリです)。

 イーモバイルと同様、大手でもモバイルデータ通信サービスが行われています。ソフトバンクはULTRA SPEEDと名付けられ、ウルトラマンを使ったCMでもおなじみ。また、ドコモでもデータ通信専用端末が発売されていますが、上記の2社に比べると、やや手続きが複雑な印象を受けます。お手軽さ、簡単さで言うとイーモバイル、エリアカバー力を見るとソフトバンクとなるのですが、やはり複数の機器でWi-Fiの恩恵を受けたい、3G回線の契約をしたくないといった人向けのプランになると思います。

イーモバイル ポケットWi-Fi

ソフトバンク モバイルデータ通信

ドコモ データ通信専用機種


 ちなみに、PS Vitaでのこれらの通信については「公式では動作確認を行っていない」とのこと。基本的な仕組みは同じですので繋がるとは思うのですが、最終的には自己責任ということになるので注意しましょう(逆に、PS Vita発売後に機器発売メーカー側で接続テストなどが行われ、接続が確認できる可能性もありますので様子を見てみるのもアリです)。


■■どうなる!? PS Vitaの通信状況

 さて、ここまで解説してきたものの、PS Vitaがどれだけ通信という機能を必要とするか、についてはまだよくわからないというのが現状です。今のところはこれまでPSPで行われていたようなソフトのダウンロード販売や「UMD Passport」によるソフトのダウンロード、追加ダウンロードコンテンツといったものがメインになってきそうです。
 が、ダウンロードソフトの購入などを行う場合はできるだけ回線速度が速いほうがラクですので、必然的に自宅でのWi-Fi環境で行うのが望ましいところです(そもそも3G回線でソフトをダウンロードできるようになっているかはわかりませんが、料金も時間もかかるはずです)。

 将来的に、ゲームをする際に頻繁にネット接続が必要で、ネットのない環境では遊べないゲーム(それこそMMORPGなど)が出ないとは限りませんが、従量制の3G接続でそんなゲームを遊ぶと回線料金も大変なことになるので、まずありえないのではないかと思われます。

 PS Vitaにおいて、3G回線で料金が発生するのが不安という人は、Wi-Fiモデルを購入し、将来的に外出先でネット回線が必要になったら上で紹介したようなモバイル通信機器を追加購入する、といったパターンや、とりあえず3G/Wi-Fiモデルの限定版を購入して、付随しているプリペイドカードを使いきったら継続契約をせずにWi-Fiモデルとして使う、というパターンで様子をみるというのも手かもしれません。

 ぶっちゃけて言えば、どんな機能があろうと、それを使うソフトが出ない限り、無用の長物です。各ゲーム会社さんも、3G/Wi-FiモデルでもWi-Fiモデルでも、同じように遊べるように作ってくれるハズですから、とりあえずは発売されるゲームを楽しむことを優先しようではありませんか!と、これまでの内容を全否定するような大胆な締めで本記事を終わりたいと思います(笑)。

「PlayStation Vita」
(C)2011 Sony Computer Entertainment Inc. All rights reserved.
Design and specifications are subject to change without notice.
Screen Image Simulated


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