【任天堂Conference】3DS新機能の詳報!クリエイターたちの意気込みも

 
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【任天堂Conference】3DS新機能の詳報!クリエイターたちの意気込みも

2010.09.29

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 任天堂は本日2010年9月29日(水)、千葉県「幕張メッセ」を会場に、同社の新作ゲーム発表会「任天堂カンファレンス2010」を開催した。

「任天堂カンファレンス2010」会場の様子

 すでにお届けしているように、会場では同社の新型携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS」が2011年2月26日(土)に、25,000円(税込)で発売される事が明らかにされた。
 さらに会場では、Wii向け新作ソフトの発売日や、Wii向け新コントローラー「Wiiリモコンプラス」の情報、ニンテンドー3DSに用意される具体的な新機能などが発表されている。ここでは、会場で行われた新製品説明会の様子をお届けしていこう。


■■「Wiリモコンプラス」開発中、『ラストストーリー』1/27発売など発表

 会場には同社の代表取締役社長である岩田聡氏が登壇。まずは、『スーパーマリオ』シリーズ生誕25周年を記念したキャンペーンの一環として、本体カラーが赤色で、『マリオ』シリーズのキャラクタが描かれた特別仕様のニンテンドーDSi LLを10月28日(木)に発売することを発表した。価格は18,000円(税込)

任天堂の代表取締役社長である岩田聡氏 『スーパーマリオ』シリーズ生誕25周年を記念した、特製カラーのニンテンドーDSi LL

 さらに『マリオ』に関連した新作ソフトとして、Wii向けソフト『MARIO SPORTS MIX(マリオスポーツミックス)』が11月25日(木)に5,800円(税込)で、DS向けソフト『マリオvs.ドンキーコング 突撃!ミニランド』が12月2日(木)に4,800円(税込)でそれぞれ発売される事を発表。
 また、Wii向けソフト『ドンキーコング リターンズ』は今冬に5,800円(税込)で発売、Wii『THE LAST STORY(ラストストーリー)』は2011年1月27日(木)に発売されることも明らかに。
 なお、『ゼルダの伝説』シリーズ最新作である、Wii『The Legend of Zelda: Skyward Sword (仮称)』の発売時期は2011年予定となっている。



 また岩田氏は、「今後は『The Legend of Zelda: Skyward Sword (仮称)』のような、“Wiiモーションプラス”専用タイトルもリリースしていく予定です」と話し、Wiiリモコンに「Wiiモーションプラス」の機能を内蔵させた新コントローラー「Wiリモコンプラス」を現在開発中であることを明らかにした。



■■AR技術、Mii、バーチャルコンソール…3DSの新機能を紹介

 会場では、3DSが2011年2月26日(土)に25,000円(税込)で発売される事が発表となっているが、ここでは会場で説明が行われた、3DSの持つ新機能に関して、まとめて紹介していこう。

ニンテンドー3DS クリアブルー ニンテンドー3DS コスモブラック

●「すれちがい通信」の進化
 本体をスリープモードにしておくことで、すれ違った他のユーザーと自動的にデータをやり取りできる「すれ違い通信」機能が進化。これまでは同じソフトをプレイ中のユーザー同士のみしかデータのやり取りができなかったが、3DSでは該当するゲームを遊んでいなくても、自動的にデータのやり取りが可能となる。
 すれ違い通信が行われたかどうかは、本体についている「おしらせランプ」が点灯することでわかり、具体的な内容は本体の「おりらせリスト」で詳しく参照できる。


 会場では、ゲーム開発者によるインタビュー映像も上映されている。その内容について、以下にお届けしよう。

・バンダイナムコゲームス 坂上陽三氏(『リッジレーサー 3D』)
 『リッジレーサー 3D』は、立体視によって、レースゲームのスピード感がさらに表現でき、臨場感が増すと考えています。すれちがい通信機能では、自分のタイムのランキングを他人に配ったり、他人のランキングをもらえる「マイランキング」という機能を考えています。他プレイヤーの走る姿をコピーした“ゴースト”を受け取って、ゲーム内で勝負できる、というような機能も検討中です。

・カプコン 小野義徳氏(『スーパーストリートファイターⅣ 3D EDITION』)
 『スーパーストリートファイターⅣ 3D EDITION』では、すれちがい通信により、すれ違った他のプレイヤーから挑戦状を受け取って、バトルすることができるという機能を考えています。Wi-Fiコネクションに接続すれば、世界中のプレイヤーと対戦できる機能も考えています。

・KONAMI 内田明理氏(『Project ラブプラス for Nintendo 3DS』)
 『Project ラブプラス for Nintendo 3DS』は、強化された通信機能を駆使し、プレイヤー同士が3DSを介して大きなコミュニティを作れるようになるものを検討中です。
 例えば、すれ違ったプレイヤー同士のカノジョが、お互いに自分のプレイヤーの噂話を伝えあったり、すれ違うたびにゲーム内の町が大きくなったりなどを考えています。


●Miiスタジオ
 現在Wiiで作り出すことができる、顔のパーツを自由に組み合わせて自分や友だち、有名人などの分身を作り出せる「Mii」。これが3DS本体上でも作成可能となる。Miiを作成する機能は、「Miiスタジオ」と呼ばれる。
 普通にパーツを組み合わせてつくる以外に、顔写真を撮影し、それに基づいて似た顔のMiiを自動的に作れる機能もあり。作ったMiiからQRコードを作成し、それを3DSで読み取れば自分の3DS本体に同様のMiiを作り出すことも可能。
 なお、すれ違ったユーザーのMiiが自動的に本体に登場し。「すれ違いMii広場」と呼ばれる場所に保存されていく。どれくらい前の時間にすれ違ったか、すれ違うのは何回目か、そのプレイヤーは直前に何のゲームで遊んでいたかもわかる。


●ARゲームズ
 AR(拡張現実)技術を用いてゲームを楽しめるという『ARゲームズ』が本体に内蔵される事も明らかに。本体に付属するカードを読み取ることで、数種類のゲームを楽しめる


●Homeボタン
 DSの下画面のさらに下側にある「Homeボタン」を押すと、プレイ中のゲームを中断して、他の機能を利用することができる。例えばゲームをプレイ中、気になった単語などがあったら中断して、Webブラウザで単語の意味を調べる、といった使い方が可能だ。

●思い出きろく帳
 各種ゲームソフトを遊んだ時間や回数、1日の歩数など、3DSを持ち歩いて遊ぶ上での細かいデータが記録され、グラフ化されるという機能。


●3Dカメラ
 3DSは、内側に1つ、外側に2つカメラが付いており、3D立体写真を撮影できるのも特徴のひとつ。会場では、内側のカメラと外側のカメラでそれぞれ1人ずつの顔を撮影し、合成することができる「合成カメラ」という機能が紹介された。ちなみにデモ映像では、岩田氏と、同社の専務取締役情報開発本部長・宮本茂氏の顔を合成する様子が収められていた。


●ダウンロード販売
 DSiやDSi LLと同じく、3DSでもダウンロード購入できるゲームが用意される。ダウンロードコンテンツはSDカードに記録される事になるが、3DSには2GBのSDカードが同梱されるので、買ってすぐに利用が可能だ。もちろん、さらに大容量のSDカードを使うことも可能である。また、DSiやDSi LLで購入したソフトを3DS本体に移動することもできるという。

 配信されるタイトルとしては、過去に様々なハードで登場したレトロゲームをプレイできる「バーチャルコンソール」や、過去に登場したクラシックゲームを3D表示化したソフト、ニンテンドーDSiウェアなど。また、3DS専用の新作ダウンロードソフトも用意される。会場では、「バーチャルコンソール」としてまずゲームボーイ、ゲームボーイカラー向けソフトを配信すると発表している。

 なおダウンロード販売に関しては、これまでと異なって、販売するメニューと販促を行うメニューを統合してわかりやすくし、レスポンスも軽快なものにするように心がけるとのことだ。


●いつの間に通信
 3DS本体をスリープモードにしておくと、自動的にWi-FIアクセスポイントに自動的に通信を行い、情報コンテンツ等を自動受信する「いつの間に通信」という機能も登場。ゲーム内のランキングや、レースゲームにおける「ゴースト」のデータ、無料ソフトの自動ダウンロードなども行う。

 この機能をより活かすために、今後は接続拠点の拡充が予定されている。たとえば、全国の「DSステーション」を「ニンテンドーゾーン」と化したり、マクドナルドにおける「マックでDS」で、3DSでもサービスが受けられるように変更する。
 さらに、特定の公衆無線LANエリアから、Wi-Fiでアクセスできる無料エリアポータルサイト「Wifine」の提供エリアでも、3DSのサービスが受けられることも予定。こちらは、2011年3月までに、全国2,000エリアでサービスが開始される予定だ。

 なお、「いつの間に通信」では、フジテレビと日本テレビが製作するオリジナル3D映像が毎日無料で配信されるという実験的な施策も検討されている。



■■「他のソフトメーカーと足並みを揃えていく」(岩田氏)

 岩田氏は発表会の最後に、「3DSにはもう1つ課題があります」とコメント。それは現在Wiiで怒っている、任天堂以外のサードパーティのソフトが売れないという状況に陥らないようにすることである。国内のファーストパーティのソフトと、サードパーティのソフトの販売比率を見れば、その差は明らかに開いていることがわかる。


 岩田氏は、Wiiに起こっているこの流れをなくすために、他のソフトメーカーとの足並みを揃えていくとコメントした。なお会場では、他ソフトメーカーのクリエイターたちが、3DSでのソフト開発に向けた意気込みを語るインタビュー映像も公開されている。

・カプコン 川田将央氏(『BIOHAZARD REVELATIONS』)
 ホラーゲームと3D映像と言うのは非常に相性が良いと思います。現在開発中の『BIOHAZARD REVELATIONS』は、「先に進みたくない!」と思えるほどの怖さを追求しています。
 また、『BIOHAZARD THE MERCENARIES 3D』という別のタイトルも3DS向けに開発中です。こちらは敵を次々と倒して生き残っていくアクション性の強いものになります。

・コーエーテクモゲームス 鯉沼久史氏(『戦国無双 Chronicle』)
 3DS向けに開発中の『戦国無双 Chronicle』は、自分の分身となる主人公キャラクタを作成して、『無双』シリーズでお馴染みの有名武将たちと協力して戦っていくというコンセプトです。また、操作を武将に切り替えることもでき、協力してミッションクリアを目指します。
 立体映像になれば、敵の撃った鉄砲の弾がこちらに向かって飛んでくる臨場感などが増し、イベントムービーの迫力も増すと思います。

・KONAMI 小島秀夫氏(『METAL GEAR SOLID SNAKE EATER 』)
 『METAL GEAR SOLID SNAKE EATER 』は、物陰に隠れる臨場感などが3D映像ではさらに迫力あるものになると考えます。ゲームをプレイしていない時もデータを他者とやり取りできるすれちがい通信機能も盛り込むことを検討中です。


・レベルファイブ 日野晃博氏(『レイトン教授と奇跡の仮面』)
 これまでの『レイトン教授』シリーズでは文字を読んでナゾを解く、と言うものばかりでしたが、『レイトン教授と奇跡の仮面』では3D映像ならではの新システムを作ります。
 レベルファイブとしては、3DSに大きく力を入れていこうと考えており、今後もおもしろいタイトルを提供していきたいと考えています。

・スクウェア・エニックス 野村哲也氏(『KINGDOM HEARTS 3D(仮称)』)
 『KINGDOM HEARTS 3D(仮称)』の“3D”とは、3作目という意味の“3”ともかかっており、それぐらいの位置付けの内容になります。“触れ合う”をテーマに、主人公・ソラ以外の何かを成長させて、その影響によってソラがレベルアップしていくという、一風変わったシステムを採用しています。
 『KINGDOM HEARTS 3D(仮称)』をスタートとして、今後はいくつか3DS向けのタイトルを用意しようと考えています。


 最後に岩田氏は、「ソフトメーカーの皆さんと共に3DSの普及を目指し、これからもゲーム人口の拡大に努力していきます」と話し、発表会を締めくくっている。

(C)2010 Nintendo

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