イベントレポート  

ソニー戦略発表会、平井一夫氏登壇:'10年、PS3全機種が3Dゲーム対応に

2009.11.19

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ソニー・コンピュータエンタテインメント 代表取締役 社長 兼 グループCEO 平井一夫氏
ソニー・コンピュータエンタテインメント 代表取締役 社長 兼 グループCEO 平井一夫氏
 ソニーグループは2009年11月19日(木)、東京・品川にある本社において、同社グループの今後の経営施策に関する説明会を開催した。

 説明会では、ソニー・コンピュータエンタテインメントの代表取締役 社長 兼 グループCEOである平井一夫氏によって、プレイステーション3における今後の施策が説明されている。



■PS3「3Dゲーム」にファームウェアアップデートで全機種対応へ

 平井氏は説明会の中で、「PS3には“5つのアドバンテージ”が存在する」と述べた。
 具体的には、新たなコントローラである「モーションコントローラー(仮称)」や、プレイステーション・ポータブルにゲームを移してプレイできるなどの連動要素、「PlayStation Network」による追加コンテンツの配信などが挙げられる。

「モーションコントローラー(仮称)」は、PS3の周辺機器「PlayStation Eye」を用いて使用することで、体感的な操作が楽しめる 平井氏は実際に会場で「モーションコントローラー(仮称)」を取り出して説明。先端部分の色が変化するという仕組みも披露された

 また、プレイステーション3用ソフトの規格として用いられている「Blu-ray Disc」に関しては、「ディスク全ての容量を使い切るほど大容量の作品もいくつか登場しているが、ほとんどはディスクの容量を使い切れていないのが現実。今後は、ディスクの空いたスペースに広告映像やゲームのデモ映像を入れるなどの施策も検討している」とコメントした。

 続けて平井氏は、PS3向けに、専用のレンズを使用することで映像が立体的に見える「3Dゲーム」をリリースしていくことを述べた。 平井氏は、「現在発売されているすべてのPS3本体にファームウェアアップデートを行い、3Dゲームに対応できるようにアップグレードします。そのため、3Dゲームをプレイするためにわざわざ新しい機種を購入する必要はありません」とコメントしている。3Dゲームは2010年に導入される予定とのことだ。

ディスクの空き容量に広告などを導入して、有効活用を図ろうという施策も 3Dゲーム専用の新型PS3をリリースせず、既存の本体のファームウェアを「アップデートすることですぐに対応できるという


■「PlayStation Network」アカウントを他の商品群にも利用

 さらに平井氏は、「PlayStation Network」を通じたPSP向けのサービスも順調とコメント。「アメリカなどでは、映画やテレビ番組の配信サービスが展開されており、12月からは日本・アメリカ・欧州でコミックの配信サービスも開始するなど、ますますユーザーの利用の幅が広がっています」と話した。

 また、日本では11月に発売された「プレイステーション・ポータブル go」(以下、PSP go)に関しては、「売り上げは好調です。PSP goの登場で、PSP-3000の売り上げが落ちるかと思われましたが、実際はどちらも順調に売り上げを伸ばしています」と述べた。

 さらに、サービス開始から3年が経過した現在、アカウント数が3300万を突破している「PlayStation Network」に関して、ソニーグループが展開するテレビや電子書籍、ノートパソコンといったハードウェア商品群と連携したサービスを実施予定とのこと。

 サービス名は「Sony Online Service(仮称)」となり、このサービスを通じて、PS3以外のハードウェアにおいても、ネットワーク対応となる商品をより拡充させていくことが狙いとなる。
 「PlayStation Network」と同一のIDで利用できるようにすることで、「PlayStation Network」を利用しているユーザーがよりスムーズに利用できるようにするということも考えられている。

「PlayStation Network」を通して行われている様々なサービスにより、ユーザーの利用の幅が増えている。新機種PSP goの売り上げも好調であると、平井氏は語った 既に「PlayStation Network」の利用者である3300万人をうまく誘導することで、低コストな、ネットワーク対応の商品を実現する


■本体コスト削減、キラータイトルで「2010年度内黒字化」目指す

 ほかにも平井氏は説明会の中で、「ソニーグループにおけるゲーム事業を何としても黒字化し、プレイステーション2の頃のような収益をあげられるようになることを目標としています」と話した。
 具体的には、「2010年度までにはゲーム事業の黒字化を目指したい」とし、そのための施策のひとつとして、PS3本体のコスト削減を継続して行っていくと述べた。

 さらには、「年末商戦に向けて、スクウェア・エニックスの『ファイナルファンタジーXIII』などのキラータイトルも控えているので、より収益を上げられると考えています」と、平井氏はコメントしている。


■関連リンク
「PlayStation.com」
ソニーグループ ポータルサイト

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