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【E3 2009】自動車の魅力をもっと伝えたい――山内氏が語るPSP版『GT』 |
2009.06.05 |
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2009年のE3を語る際に、決して逃せないトピックがPSP goの発表だ。そしてその普及の起爆剤として期待される、プレイステーションファミリーを代表するレースゲーム『グランツーリスモ』の登場が発表された。 その後、改めてシリーズの生みの親であるポリフォニー・デジタルの山内一典氏に話を伺う機会を得た。その内容をまとめて紹介しよう。
■5年の月日をかけて完成した『GT』らしい『GT』
――まず、これまでの作品と、PSP版での違いは何ですか?
山内氏:画面が小さいこと、持ち運べること、あとは操作系が違うことですね。特に操作系や液晶はPSPのバージョンによっても異なるので、「どのPSPで遊んでも楽しめるようにする」というのが今回のチャレンジのひとつでした。
――それでは、たとえばオプションなどでどのPSPのバージョンか設定できるのでしょうか?
山内氏:いえ、そういう機能はないです。またPSP Goに合わせたわけではなく、ロースペックなものに合わせています。
――初めて携帯ゲーム化された率直な感想をお聞かせください。
山内氏:「恐いなぁ」という印象でしたね。ちゃんと『GT』になるのか、という点で。PSPのレースゲームはひと通りプレイしましたが、皆さん苦労されているようですね。「外注に出せよ」という声も正直あったのですが、ちゃんとしたものにしたかったですし、結果的にうまくいってよかったです。
――PSP版は、存在自体は語られていましたが、発表まで長かったですね。
山内氏:私が発表したのが確か2004年ですから、5年ですか。その間、ずっと制作は続いていました。
■PSP版での細かな機能から見られる、山内氏の考えの変化――よりカジュアルに ――制作中も、色々な『GT』が出ましたが、PSP版ではどのエンジンを使うのでしょうか?
山内氏:マニアックな質問ですね(笑)。エンジンは『5 プロローグ』のもので、データは『4』もしくは『ツーリスト・トロフィー』基準です。ただグラフィックはPSP用に起こしています。
――グラフィックについて、車内も再現されているのでしょうか?
山内氏:再現されていません。俯瞰視点とコクピット視点は入っていますが、(車内が映る)その中間の視点を入れるかどうかは検討中です。そういったグラフィック面についてはどうしても劣ってしまうので、最後まで調整するでしょうね。
――通信周りについて、アドホックモードで近くの人と対戦ができるようですが、そのほかに何か対応していますか?
山内氏:アドホックモードだけですね。インフラストラクチャーモード(無線LANを使った対戦)には対応していません。ただアドホックモードは対戦以外にも車のシェアやトレードができます。車はシェアできるものトレードできるもの、どちらもできないものの3つに分かれています。
――『GT5』との連携は考えていますか?
山内氏:あまり考えていませんが、ガレージ情報だけは引き継げるようにしようと思っています。最近、僕のゲームに対する考えが変わったのか、以前のように求道的ではなく、カジュアルに遊ぶ人が増えてきたように感じて。先ほどのアドホックモードを使ったシェアなどもそうですが、「どの車も手にしてほしい」という狙いがあります。そうして車にまつわるコミュニケーションが生まれればいいかな、と。
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